1997年まで女優として活躍を続けた篠ひろ子さん。
現在は活動を休止されていますが、1968年~1990年頃までドラマ・映画・CMと数々の作品に出演し、若い頃は歌手としても活躍されてきました。
今回は篠ひろ子さんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします!
【画像】篠ひろ子は若い頃美人!
10代・20代(1958年~1978年)
引用元:ディスクユニオン
篠ひろ子さんは、宮城県仙台市に生まれ、兄はプロゴルファーの沼澤聖一さん、弟はゴルフクラブ設計家の沼澤雄二さんです。
幼少期から歌が好きだったこともあり、NHK仙台少年少女合唱隊に所属していました。歌手デビューの起源は幼少期にあったのかもしれませんね!
小学校から高校まで聖ウルスラ学院へ通われており、その後東北学院大学法学部に入学するも、在学中の1968年(当時20歳)の時に出演した「ホリデイ・イン・仙台」の番組内で披露した歌唱でクラウンレコードからスカウトされ、上京のため中退しています。
そして、同年10月にファーストシングル「水色の風/愛の世界」でレコードデビューを果たしました。
上の画像はそのジャケット写真です。残念ながらヒットとはなりませんでしたが、20歳とは思えない大人っぽい雰囲気でとても美人ですね。
引用元:ヤフオク、ヤフオク
篠ひろ子さんは、1969年(当時21歳)の時に、キングレコードへ移籍し「悪い遊び/ふり返って」や「幸せな絵のように/危険な恋」と次々とレコードをリリースするも、ヒットとはならず、難しい時期を過ごされました。
上の画像はそのジャケット写真です。大人っぽくて素敵なジャケット写真になっています。
引用元:BS12
篠ひろ子さんは、1972年(当時24歳)の時に、テレビドラマ「股旅USA」で女優デビューを果たし、翌年(当時25歳)にテレビドラマ「時間ですよ」に出演しました。
主演の森光子さんをはじめ、船越英二さんや松原智恵子さんなど、錚々たる俳優陣が出演する中で、篠ひろ子さんは不運に見舞われながらも強く生きる小料理屋の女将・お涼さんを演じられました。
上の画像は、お涼(篠ひろ子さん)は余命わずかなことを知りながら、風間(藤竜也さん)の勧めで入院する、というシーンです。
また、本作では女湯のシーンのセミヌードも見どころの1つとなっており、この作品以降、篠ひろ子さんも必要であれば大胆な露出シーンにも挑んでいたそうです。
女優としてキャリアをスタートした篠ひろ子さんは、この後、不運ながらも強く生きる、まさに”小料理屋の女将・お涼さん”のような役を演じる機会が多かったそうです。

篠ひろ子さんは、ことごとくレコードがヒットしなかったようだけど、歌は上手だったのかな?

幼少期からNHK仙台少年少女合唱隊に在籍していたり、歌を歌っているところを評価されてスカウトされたようだから、歌は上手みたいよ!
30代(1978年~1988年)
引用元:TBSチャンネル
篠ひろ子さんは、1984年(当時36歳)の時に、TBSドラマ「金曜日の妻たちパート2」へ出演をしました。
本作は、放送時間の「金曜日夜10時には主婦が電話に出ない!」と言われるほどの大ヒットを記録し、篠ひろ子さんは「金曜日の妻たちパート2」が大好評であったため、続いてパート3へも出演されています。
上の画像は1985年(当時37歳)に出演した「金曜日の妻たちパート3」の時のものです。
名門女子高の同級生で、結婚をし同じ住宅地に住むヒロイン4人の友情と恋愛を描いたドラマで、不倫で壊れていく人間関係が観ている人を夢中にしたのでした。
引用元:TBSチャンネル
1987年(当時39歳)の時に、前作に引き続き「時間ですよ ふたたび」に出演をしました。篠ひろ子さんは、森光子さん演じる銭湯「梅の湯」の女主人・ウメの長女役で、出もどりの娘を演じていました。
前作から森光子さん以外のメインキャストが一新され、堺正章さんやお笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明さん、木梨憲武さんなど豪華キャストが出演されています。
上の画像はその時のものです。前作の役どころとは全く違うコメディ要素の強い役に挑戦していました。

篠ひろ子さんは、当時は誰と仲が良かったのかな?

ドラマでの共演した、賀来千香子さんや板東英二さんと仲よくなったみたいよ!
40代以上(1988年~)
引用元:TBSチャンネル
篠ひろ子さんは、1993年(当時43歳)の時に、日曜劇場「カミさんの悪口」で田村正和さんと夫婦役をしました。
中年トリオがぶつけ合う古女房の悪口が痛快で、熟年夫婦の日常を描いたドラマでした。篠さんと田村さんの掛け合いが絶妙で大人気シリーズとなりました。
篠ひろ子さんと田村正和さんとの共演は他にもありますが、この時期からの最強ペアだったのですね。
本作は1993年10月に放送されたパート1が好評だったため、1995年の1月にパート2が放送され第9話・第10話では香港ロケも行われました。上の画像はその時のものです。
引用元:TOKYO MK
篠ひろ子さんは1994年(当時46歳)の時に、フジテレビ系列「半熟卵」で内田有紀さんらの母親役で出演をしました。
この作品は、夫を亡くすも明るく元気に女手一つで、娘3人を育てる母親と娘たちとが、マイペースだけど家族思いの女4人家族が繰り広げる笑い溢れる物語でした。
当時アイドルや女優として大人気だった内田有紀さんなどが出演していましたが、篠ひろ子さん演じる母親が主人公でした。上の画像はその時のワンシーンです。
80年代~90年代にかけて、篠さんは多数のドラマに出演してきましたが、1997年(当時49歳)で主演したドラマ「彼ーKAREー」を最後に姿をお見掛けしなくなりました。

篠ひろ子さんは、芸能界を引退したの?

引退ではなく、活動休止扱いみたいね!
篠ひろ子さんが所属していた”芸映プロダクション”には他に誰が所属してる?
引用元:芸映プロダクション
篠ひろ子さんの所属していた芸映プロダクションには、タレントの西村知美さん、俳優の小出由華さんや永山たかしさんなどが所属しています。
【画像】篠ひろ子と伊集院静との馴れ初めは?現在の活動・子供はいる?
伊集院静との馴れ初めは?
引用元:産経新聞
引用元:文春オンライン
篠ひろ子さんと伊集院静さんの出会いは、伊集院さんが前妻・夏目雅子さんを急性骨髄性白血病で亡くし、その偲ぶ会でのことでした。
夏目雅子さんを亡くしてから伊集院さんはアルコール中毒になるほど酒浸りになり、ギャンブルで借金を繰り返したり、かなり荒れた生活をしていたそうです。
篠ひろ子さん自身も過去につらい経験をされており、お互いの境遇が似ていたこともありお2人の関係は深まっていきました。その後、伊集院さんは荒れた生活を見かねた友人たちの助けもあり、作家の道を志し、のちに直木賞作家となるほど才能を発揮していきました。
それからお2人は夏目雅子さんの七回忌を待って、1992年(篠さん当時44歳)に結婚しました。

篠ひろ子さんは、伊集院静さんのどんなところに惹かれたのかな?

肝心な時にやさしさに篠さんは惹かれたみたいよ!
辛い経験をたくさんした伊集院さんだからこそ、肝心な時に人にやさし句できるんだろうね!
現在の活動・子供はいる?
引用元:めざましmedia
引用元:文春オンライン
篠ひろ子さんと伊集院静さんにはお子さんはいません。
ですが、結婚してから数年後、篠さんの故郷・仙台へ移住された際には、愛犬と仲良く過ごしていたそうです。2023年に伊集院さんが肝内胆管がんでお亡くなりになり、翌年には夫・伊集院静さんの「お別れ会」に姿を見せ気丈に振舞いました。
最愛の夫を亡くした篠さんの心を慰めたのは2匹の愛猫だそうで、飼っていた犬から1文字ずつとって亜瑠母(アルボ)と名付けられたそうです。

篠ひろ子さんは、どうして故郷・仙台へ移住したのかな?

ご両親の面倒をみるためというのと、東京は常に戦いの場で、その疲れた心を癒すために仙台へ移住したみたいよ!
篠ひろ子さんさんがデビューした1968年はこんな年だった!
引用元:時事ドットコム、VideoMarket、毎日新聞
篠ひろ子さんがデビューした1968年は、「3億円強奪事件発生」、「日本テレビ系でアニメ『巨人の星』が放送開始」、「川端康成さん、ノーベル文学賞受賞」などの出来事があり、話題となりました。
また、この年の流行語(大賞)は、「ゲバ」で、ドイツ語の「ゲバルト」の略で権力への実力行使のことです。
篠ひろ子のプロフィール・出演作品
引用元:産経新聞
プロフィール
- 名前:篠 ひろ子(しの ひろこ)
- 本名: 西山 博子(にしやま ひろこ)
- 生年月日:1948年3月8日
- 年齢:77歳(2025年2月現在)
- 出身地:宮城県
- 血液型:O型
- 所属していた事務所:芸映プロダクション
主演作品
- 1975年:ドラマ「積み木の箱
- 1986年:ドラマ「金曜日には花を買って」
- 1990年:ドラマ「誘惑」
- 1992年:ドラマ「うたかた」
- 1993年:新春ドラマスペシャル「家族日和’93」
- 1994年:ドラマ「半熟卵」
- 1997年:ドラマ「彼-KARE-」

篠ひろ子さんは何でSNSをやっていないのかな?

1997年のドラマ出演を最後に、故郷の仙台で静かに暮らしているから、表舞台には顔を出したくないんじゃないかしら!