【画像】高知東生は若い頃イケメン！高島礼子との離婚理由は？現在覚醒剤から脱却？

2015年に芸能界を引退するまで数多くのドラマや映画に出演し、俳優として活躍を続けていた高知東生さん。

ドラマの主演や女優 高島礼子さんとの結婚などで順風満帆にみえた30代でしたが、芸能界引退後は薬物所持容疑での逮捕や離婚を経験し、辛い時期を過ごしてきました。

現在は、自らの経験を講演や小説で語り、依存症の治療を続けながら薬物依存の啓発活動を行っています。

今回は高知東生さんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします！

【画像】高知東生は若い頃イケメン！

10代（1974年～1984年）

引用元：Amazon『生き直す 私は一人ではない』

高知東生さんは、物心ついたときから祖母と叔父家族の家で暮らしていました。祖母からは「あんたが川に捨てられていたのを祖父が拾ってきた。両親はいない。」と聞かされていたそうです。家庭に居場所はなく、常に孤独を感じていた幼少期でした。

しかし小学校5年生のときに、その状況が一変します。以前から知り合いだった女性が、実の母親だと知らされたのです。初めて母親と会ったのは高知東生さんが小学校2年生の頃でした。

黒塗りの車に乗り、スーツ姿の男性を従えて現れた着物姿の女性は、その後よく訪ねてきては何でも買ってくれる”気前のいい叔母さん”という存在でした。

この時のことを高知東生さんんは、「俺にもおふくろがいたんだと喜びましたね。」とお話しされており、愛情のない孤独な生活から抜け出せると期待をふくらませていたことが想像できます。

その後、高知東生さんは母親と一緒に住み始めますが、期待に反して地獄の生活が待っていました。母親は、お金だけ置いて2、3日平気で家を空けたり、夜中に酔っぱらって帰ってきて、まだ小学生だった高知さんにタバコを買いに行かせたりするような人でした。元の生活に戻りたいと思わせるほど、母親を大嫌いになったそうです。

ある日の夜、母親は寝ていた息子をたたき起こして連れて行ったキャバレーで、高知東生さんに父親を紹介しました。若い衆に囲まれて座る父親は、その世界では有名なヤクザの組長だったそうです。

上の画像は、高知東生さんが小学校高学年と思われる時のものです。「ふつうの家族を体験したことがなかった当時の僕は友だちに言えないことばかりでね。だから、いつもいい子にしていました。」とお話されているように、わがままを言わないしっかりした少年に見えます。

引用元：BuzzFeed.News

高知東生さんは母親と離れるために早く家を出たいという思いで、全寮制の中高一貫校である明徳義塾に進学します。中学、高校時代は野球部に所属して練習に明け暮れ、補欠で甲子園出場も果たしました。

夏の大会も終わったある日、母親が寮に訪ねてきて、高校卒業後の進路を聞いてきたそうです。高知東生さんは漠然と、両親と同じ道に進むのだろうと考えていましたが、母親は「任侠の世界は絶対にだめだ」と、自分と同じ世界に入ることを反対したそうです。その帰り道、母親は自殺し帰らぬ人となりました。

衝撃的な出来事はこれだけではありませんでした。

母親の死後に役所でみた自分の戸籍謄本で、父と聞かされていた人物が本当の父親ではないことを知ります。実の父親も、徳島にある別の組の組長でした。自分の生い立ちが嘘だらけだったことで、高知東生さんは大人への不信感を抱くようになりました。

この時高知東生さんは、「そんな苦しさや憎しみをパワーに変えて、俺は生きてきました」とお話しされており、逆境にめげない強さを持たなければ生きていけない人生であったのでしょう。

上の画像は、1982年(当時18歳)に春の甲子園で明徳義塾高校の応援団長としてスタンドに立った時のものです。スポーツマンらしく日焼けした、とても凛々しい顔立ちですね！

20代（1984年～1994年）

引用元：Smart FLASH

高知東生さんは、高校卒業後に地元のデパートに就職しました。母親の遺言通りに任侠の世界には入りませんでしたが、外では喧嘩ばかりの毎日で、ある日とうとう喧嘩相手が職場で暴れだしたことがありました。その後はさすがにデパートにはいられず、1984年（当時20歳）の時に逃げるように上京します。

しばらく仕事を掛け持ちして生活している内に知り合いも増え、1986年（当時22歳）の時に仲間と一緒にAVプロダクションを設立しました。

事業は大成功して大金を稼ぐようになり、車を何台も所有したりクラブやディスコで散財したりするような毎日でした。グレーな仕事にも手を出すようになり、徐々にトラブルも増えたと言います。

この時高知東生さんは、「ヤクザにこそならなかったけど、こんな生き方でいいのかな。」とお話しされており、自分の人生に疑問を持っていたようです。

上の画像はAVプロダクションを開業したの時のものです。なんとしても成り上がってやると想いが表情に現れているように見えます。

引用元：BuzzFeed News

高知東生さんは、1992年（当時28歳）の時に、友人で俳優の嶋大輔さんの紹介で芸能界に入りました。

芸名は、芸能事務所の社長が付けた「高知東急（たかちのぼる）」としてデビューしています。

高知県出身であったことから、姓は「高知（たかち）」、20代後半の遅めのデビューだったことから「急いで東（東京）へのぼれ」という意味で名は「東急（のぼる）」となったそうです。

この時高知東生さんは、「芸名を付ければ本名も出さないで済むし、役者は自分ではない人間を演じられる。芸能界の仕事が性に合ったのは、素の自分ではなく、飾った自分で勝負できるから。」とお話しされており、人生をリセットしたい気持ちであったことが確認できます。

上の画像はデビュー当時のものです。20代の鋭い目つきの頃とはまったく異なる、さわやかな表情ですね。

30代（1994年～2004年）

引用元：高知新聞 PLUS DIGITAL

　高知東生さんは1996年（当時32歳）の時に、当時の芸名「東急」に対しての使用差し止めを求めて、東京急行電鉄（現：東急株式会社）から訴えられました。

1998年（当時34歳）に東京急行電鉄が勝訴したため、「東京で生きる」という意味で現在の"東生"に改名しています。

この時高知東生さんら被告側は、「東急グループを意識して芸名を付けたものではない。そして、これまで原告や東急グループと関係があるようにいわれたことはない。」とお話しされており、訴えられたのは予想外の出来事だったこと想像できます。

上の画像は改名後の1999年（当時35歳）に放送された1話完結型ドラマ『こいまち』で初主演を務めた時のものです。俳優として、まさに「東京で」「生き」始めた頃だったのではないでしょうか。

引用元：スポニチ Sponichi Annex, 日刊スポーツ

高知東生さんは、1999年（当時35歳）の時に、女優の高島礼子さんと結婚しました。

高島礼子さんとの出会いは、1996年（当時32歳）に俳優仲間を通じて知り合ったのがきっかけでした。お酒好きなお2人はすぐに意気投合したと言われています。

「大好きです。めちゃめちゃハッピーです。一緒にいてすごく楽しいし、自然体でいられる。」

高島礼子さんとの交際が報じらた時そうお話しされていた高知東生さん。信じられる大人がいなかった幼少期、なめられてはいけないと虚勢を張って生きてきた青年期を乗り越えて、やっと掴んだ幸せであったことが確認できます。

上の画像は婚約発表会見と、結婚披露宴の時のものです。この頃、高知東生さんもバラエティーやドラマに出演していましたが、妻の高島礼子さんはドラマや映画で活躍している大女優だったことから、格差婚と言われていました。

40代以上（2004年～）

引用元：スポニチ Sponichi Annex

高知東生さんは、2016年6月24日（当時52歳）に、覚せい剤と大麻所持による覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されました。逮捕時、高知東生さんはクラブのホステスとラブホテルにいたため、同時に不倫が発覚しています。

高知東生さんは2015年（当時51歳）の時に、エステサロン経営に専念するため芸能界を引退しており、表舞台から退いていた元俳優の薬物所持による逮捕と不倫のニュースは世間に衝撃を与えました。

この時、高知東生さんは、「来てくれてありがとうございます。」と逮捕に踏み込んだ麻薬取締官に言ったそうです。

「家族や自分の周りの人間に嘘をついてまで薬物を使うことに疲れていたんです。これでやめられると思ったんです。」とお話しされており、やめたいと思っても抜け出せない薬物依存状態であったことが推測できます。

上の画像は逮捕後、容疑者として警察署に移送されるの時のものです。この後最終的に下された判決は、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決でした。

引用元：Amazon『生き直す 私は一人ではない』, Amazon『土竜』

高知東生さんは、2020年（当時56歳）の時に自叙伝『生き直す 私は一人ではない』、2023年（当時59歳）の時に自伝的小説『土竜』を出版しました。

隠し続けてきた自分の壮絶な生い立ちを世間に公表することで、同じ依存症の悩みを持った人たちに勇気を与えられるならばという思いで、1作目は執行猶予中に書かれました。

現在も講演活動や取材、SNSでの発信などを通して、啓発活動を続けています。

自叙伝出版後に高知東生さんは、「書きながら何回も泣いた」とお話されており、幼少期の辛い記憶と薬物依存の苦しみを思い出しながら書き上げた作品であることが確認できます。

上の画像はご紹介した高知東生さんの著書の表紙です。『土竜』は、出版関係者が驚くほど豊かな表現力が詰まった、高知東生さんの初の小説となっています。

【画像】高知東生と高島礼子の離婚理由は？現在覚醒剤から脱却？

高知東生と高島礼子の離婚理由は？

引用元：産経新聞, デイリースポーツ

高知東生さんは、自身の薬物所持容疑での逮捕と不倫が原因で、2016年8月1日に高島礼子さんと離婚しました。

高知東生さんが逮捕された1週間後の2016年6月30日(高知さん当時52歳)に、妻である高島礼子さんは会見を開いています。

会場に入ってきた高島礼子さんは深々と頭を下げ、夫の不祥事を謝罪しました。たくさんの報道陣に囲まれ矢継ぎ早に質問される中で、会見直前に事情聴取と薬物検査を受けたことも明かしています。

高知東生さんが、実際にこの会見を観たのは出所後でしたが、留置所の外の騒ぎは高知東生さんの耳にも入っていたそうです。

自分の裏切りで妻を傷つけ、「これ以上、妻に迷惑をかけられない」という罪悪感で、高知東生さんは、2016年7月中旬頃に弁護士を通して高島礼子さんに離婚届を送りました。

上の画像は、高知東生さんが警察署から保釈された時のものです。疲労の奥に、あきらめと安堵の表情が見える気がします。

高知東生は現在覚醒剤から脱却？

引用元：YouTube

高知東生さんは逮捕後より、薬物依存から回復する努力を続けてきています。

執行猶予の期間は、高知東生さんにとって「死にたい」と考えるほど苦しい時期だったそうです。しかし、自助グループに参加し心を開けるようになってからは、気持ちが楽になっていったのだとか。

ありのままを受け止め、一緒に回復を目指す仲間の存在が心の支えになったと言います。

薬物依存症を公表してからは、同じように苦しんでいる人たちに「ひとりではない」と寄り添う気持ちを伝え、依存症への理解を深めるための活動を続けています。

ASK認定依存症予防教育アドバイザーの資格を取り、正しい知識と自分の体験を基に発信し、自分自身とも向き合っているそうです。

上の画像はNPO法人ASKが発信する依存症当事者からの「回復のメッセージ」の動画の一部です。経験者だからこそ伝えられる言葉で、苦しんでいる人に寄り添う気持ちが伝わってきますね。

高知東生のプロフィール・SNS

引用元：Addiction Report

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