ドラマや映画、CMなど幅広いジャンルで活躍を続けている和久井映見さん。
90年代を代表する清純派女優として一世を風靡し、結婚・出産・離婚を経て女優として再び第一線へと戻ってきました。
今回はそんな和久井映見さんの若い頃を振り返り、現在の活躍に至るまでの変遷をお届けいたします!
【画像】和久井映見は若い頃かわいい!
10代(1980年~1990年)
和久井映見さんは、幼い頃に両親が離婚し、母親と共に暮らすようになりました。その後も母親は再婚と離婚を繰り返し、和久井さんは複雑な家庭環境の中で育ちます。
母親が都内で飲食店を経営していたため、和久井さんは母と二人三脚での日々を送りながら、静かに感受性を育んでいきました。
1986年(当時16歳)に友人と訪れた東京ディズニーランドでスカウトを受けたことが、芸能界への道を歩み始めるきっかけだと言われています。
引用元:X和久井映見といえば17歳のデビュー作『花のあすか組!』の全中裏「風林火山」の「火」役。 pic.twitter.com/3D8IL6VzUO
— tangerine (@tangerine_2009) April 29, 2023
和久井映見さんは、1988年(当時18歳)の時に、テレビドラマ『花のあすか組!』(フジテレビ系)で女優デビューを果たしました。
高口里純さん原作の人気漫画を実写化したこの作品は、“裏番長”が支配する中学校を舞台に、少女たちが勢力争いを繰り広げる異色の学園アクションドラマでした。
物語は、いじめられっ子の少女が裏番との戦いを経て“天下を取る”までの成長を描いた、少女戦国時代をテーマにした青春群像劇です。
主演の小高恵美さんをはじめ、小沢なつきさん、石田ひかりさん、本田理沙さんら当時の人気アイドルが多数出演し、和久井映見さんもその一人として名を連ねました。
上の画像は1988年(当時18歳)の時に出演したテレビドラマ『花のあすか組!』の時のものです。初々しくてとてもカワイイですね。
引用元:X今から30年前1990年1月1日発売、和久井映見デビューシングル「マイ・ロンリイ・グッバイ・クラブ」(オリコン24位・6万枚)。私が初めて買った記念すべきCD!お年玉で一緒に買ったCDラジカセで聴いたこのお洒落なサウンドがよりクリアーに響き渡り感動したのが忘れられません。90年代屈指の名曲です! pic.twitter.com/wtEnFF806w
— きくとし (@toshi00000) January 1, 2020
和久井映見さんは、1990年(当時20歳)の時に、シングル『マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ』で歌手デビューを果たしました。
この時に和久井映見さんは、オリコンランキングに12週登場し、最高順位は24位でした。この可愛さからアイドル路線で売り出したことが確認できます。
上の画像は1990年(当時20歳)の時に、『マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ』をリリースした時のものです。清純派という感じですね。

和久井さんは、東京ディズニーランドでスカウトをされたみたいだけどどな感じだったのかな?

それは、ビッグサンダー・マウンテンで並んで待っている時で、芸能事務所の人と何度もすれ違って、その人が名刺を差し出して「ちょっとお話を聞いてもらえませんか?」と声をかけられ、和久井さんは、「これ、乗ってからでもいいですか?」とわりと自然な流れだったみたいよ!
20代(1990年~2000年)
引用元:松竹、映画.com、ナタリー
和久井映見さんは、1991年(当時21歳)の時に、1991年公開の映画『息子』(山田洋次監督)では聴覚障がいを持つ女性・征子役を繊細に演じました。
また、同年に就職氷河期前夜、バブル期の“売り手市場”を舞台に描かれた映画『就職戦線異状なし』(金子修介監督)で、和久井映見さんは主人公・大原(織田裕二)を静かに支える葉子役の演技が評価され、この2作品で第15回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞しました。
1993年(当時23歳)の時に、映画『虹の橋』で、23歳の若さで演技経験を重ねた上での本格的な主演作で新たな境地を見せ、第17回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞。若手実力派女優としての地位を決定づける作品となりました。
上の1・2枚目の画像は1991年(当時21歳)の時にの時のもの第15回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞した時の映画『息子』、『就職戦線異状なし』の時のものです。
この2つの作品は全く異なる役柄ですが、同時に2作品で日本アカデミー賞を受賞したのはどんな役でも名演技を残しているという証拠ですね。
上の3枚目の画像は、1993年(当時23歳)の時に第17回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞した時の映画『虹の橋』の時のものです。時代劇の和久井さんも真っすぐなまなざしが光っていて素敵ですね。
引用元:YouTube
和久井映見さんは、1993年(当時23歳)の時に出演したサントリー「モルツ」のCM「うまいんだな、これが」が流行フレーズになり、一気に注目の存在になりました。
バスタオル姿で冷蔵庫を開け、「うまいんだな、これがっ」と放った一言はその年の流行語フレーズとなり、透明感と飾らない色気を併せ持つ和久井さんの個性が、全国的な人気へとつながる大きな転機となった瞬間です。
上の画像は1993年(当時23歳)の時に出演したサントリー「モルツ」のCMの時のものです。筆者はこのCMを初めて見た時に思わず「かわいい」と声を漏らし、「うまいんだな、これがっ」のフレーズをよく真似していましたが、恐らく日本中の視聴者が同じ行動をしたと思います。
引用元:文春オンライン、X若い頃の萩原聖人&和久井映見美男美女過ぎないか…? pic.twitter.com/dMFeYgU0LV
— こしあ…ん? (@Amerixmcz) January 29, 2017
和久井映見さんは、1994年(当時24歳)の時に、ドラマ『夏子の酒』連続ドラマ初主演を果たしました。
ドラマの放送翌年である1995年(当時25歳)の時に和久井映見さんと萩原聖人さんは電撃結婚し、1999年には、第1子となる長男が誕生しています。
『夏子の酒』での共演がきっかけで交際を始めたと報じられています。
結婚当時の本人や関係者のインタビュー記事はありませんでした。
上の1枚目の画像は1994年(当時24歳)の時に、出演したドラマ『夏子の酒』の時のものです。24歳ですが、とても落ち着いていますよね。

和久井映見さんは何曲リリースしたのかな?

シングルは全13曲で、オリジナルアルバムは全8枚、ベストアルバムは全3枚出しているわ。
30代(2000年~2010年)
引用元:BS-TBS
和久井映見さんは、2003年(当時33歳)の時に、萩原聖人さんと離婚し、和久井さんが長男の親権を持ちました。
同年、TBSドラマ『恋文 〜私たちが愛した男〜』で主人公・竹原将一(渡部篤郎)のかつての恋人であり、余命6か月の難病を患う田島江津子を繊細な感情や強さを丁寧に表現して演じ、視聴者の心に深い印象を残しました。
この作品は、連城三紀彦の短編小説『恋文』を原作とし、岡田惠和が脚本を手がけた全10話の連続ドラマで、和久井さんの演技は、物語の核心を支える重要な役割を果たしています。
上の画像は2003年(当時33歳)の時に出演したドラマ『恋文 〜私たちが愛した男〜』の時のものです。実生活では、離婚したばかりでこのような繊細な役をやり遂げたというのは、気持ちは真っすぐ前に進んでいたのですね。
引用元:スポニチアネックス
和久井映見さんは、2007年(当時37歳)の時に、NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』にて、主人公・喜代美(貫地谷しほり)の母親・和田糸子役を演じ、優しく芯のある母親役を通じて、温かさと深みを併せ持つ演技力で多くの視聴者の心をつかみました。
このように、30代の和久井映見さんは『ちりとてちん』で母親役という新たな表現の幅を見せ、演技派女優としての地位をさらに確かなものにしました。
上の画像は2007年(当時37歳)の時に出演したNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』の時の記者会見の時のものです。当時、実生活でも一児の母なので、母の気持ちを強く込められたのでしょうね。

和久井映見さんは、『必殺仕事人』にも出てたってホント?

それは、2007年(当時37歳)から始まったテレビ朝日系の『必殺仕事人』シリーズで、和久井さんは仕事人グループの元締としてレギュラー出演していたんだよ。
40代以上(2010年~)
引用元:オリコンニュース
和久井映見さんは、2019年(当時49歳)の時に、ドラマ『ラジエーションハウス』(フジテレビ)で、主人公・五十嵐唯織やラジエーションハウスのチームを温かく見守る、「甘春総合病院」前院長で現循環器内科長の大森渚を演じました。
この時のことを和久井映見さんは、
「この現場は、どこにいてもみんなわちゃわちゃしてるんです」「連続ドラマのシーズン1と2があって、そして今回の映画と、時間は空いたりしているのですが、集まった瞬間に、前回が昨日のことのように戻れるんです」
引用元:クランクイン
と話しており、撮影現場の温かくにぎやかな雰囲気が印象的だったことが確認できます。
また、和久井映見さんは、大森渚というキャラクターを演じるうえで「最初に原作から感じた空気感やスピード感を大切にし、軸がぶれないよう常に意識している」とお話しされており、作品が進化する中でも、自身の原点を忘れず、迷った時には原作に立ち返る姿勢が印象的です。
また、演出に対しても柔軟で、映画版のシーンでは「当初はシリアスに捉えていたが、監督の意図を感じ取り、軽やかさを持って演じた」と振り返り、キャラクターの魅力を自然体で引き出す和久井さんならではの感性が光っています。
上の画像は2019年(当時49歳)の時に、出演したドラマ『ラジエーションハウス』の時のものです。白衣姿がとても似合っていますね。
引用元:映画ナタリー
和久井映見さんは、2025年(当時55歳)の時に、ドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ)に瀧昌が世話になっている上官の妻・柴原郁子役で出演しました。
この時、和久井映見さんは『波うららかに、めおと日和』の出演について、「原作をご存じの方にも、初めて観る方にも、その世界をきちんとお届けできますように…と、背筋の伸びる思いです」と語っており、作品への深い敬意とともに真摯な姿勢で臨んでいることが確認できます。
演じる柴原郁子は、主人公夫婦を温かく見守る存在で、和久井さんは「郁子さんの空気感をちゃんと出せるといいなと、静かに緊張しながら楽しみにしています」。
また、共演者に対しても新たな共演者との出会いにも、「芳根さん、本田さん、皆さんと一緒に、素敵な作品になりますように…と頑張りたいです」とお話しされていました。
演出に対しては、演出が平野監督と知り「またご一緒できることがとてもうれしかった」と話し、現場では「ほとんどが“はじめまして”の共演者ですが、皆さんと素敵な作品になるよう頑張りたいです」と意気込みも語っていました。
視聴者へのメッセージとしては、
「私たちが生きている今現在。ここにつながるたくさんの人の命や日々の暮らし、それぞれの思い。そこに生きるなつ美さんたちのドキドキやハラハラ、ホッとしたり癒されたり、チャーミングな心の動きをぜひ、ご覧ください」
引用元:クランクイン
と寄せており、時代背景を越えてつながる物語の普遍的な魅力にも触れていました。
上の画像は2025年(当時55歳)の時に出演したドラマ『波うららかに、めおと日和』の時のものです。着物姿の和久井さん本当に素敵ですよね。

和久井映見さんと長男との関係はどうなんだろう?

関係は良好で、息子さんの進路にも理解を示しながらも、芸能界入りについては慎重な姿勢を取っている様子。
幼少期は多忙の中でも音楽などを通して親子の絆を育み、近年ではCDを貸し借りするなど、仲の良さもうかがえるわ。
ただ、母として自身の経験から「芸能界には入れたくない」と語った過去もあり、息子の夢と現実のはざまで思い悩む姿が見て取れるよ。
和久井映見さんが所属する”アルファエージェンシー”には他に誰が所属してる?
引用元:NEWSポストセブン、Yahoo!ニュース、telling
和久井映見さんの所属するアルファエージェンシーには、俳優の豊川悦司さん、女優の伊藤沙莉さんや、女優の中村ゆりさんなどが所属しています。
【画像】和久井映見と旦那の離婚理由は?現在は顔が変わった?
和久井映見と旦那の離婚理由は?
引用元:NEWSポストセブン
引用元:ALPHA AGENCY
1995年のドラマ『夏子の酒』での共演をきっかけに交際し、翌年に結婚した和久井映見さんと萩原聖人さんは、芸能界きってのビッグカップルとして注目を集めた2人だったが、2003年には静かにその関係に終止符が打たれました。
離婚理由について、ご自身で語られている記事はありませんでので、雑誌記者による報道よりまとめてみたところ、要因は3つ程ありました。
1つ目は、萩原さんの「ギャンブル癖」で、芸能記者談からは「時間ができれば雀荘に行く。萩原さんは、どれだけ俳優として忙しくても麻雀だけは欠かさなかった。家庭よりも麻雀を優先していたと見られても仕方がない生活ぶりでした」という情報がありました。
2つ目は、入籍前からの「暴行事件疑惑と女性関係」で、入籍前には暴行事件への関与を疑われる民事訴訟も発生しました。
最終的に無関係であることが明らかになりましたが、訴訟の過程で別の女性と一緒にいたことが判明し、和久井さんの信頼を揺るがせる一因にもなったとされています。
3つ目は、「仮面夫婦説」で、近隣住民や関係者の聞き込みでも、夫婦での外出や目撃情報はほとんどなく、「まるで仮面夫婦のようだった」と報じられています。
こうした生活の中で、和久井さんは一人息子を連れて家を出て、離婚を決断し、親権は和久井さんが持ち、以後はシングルマザーとしての道を歩み始めました。

萩原聖人さんのギャンブル癖はどの程度だったの?

萩原さんは俳優業と並行してプロ雀士としても活動しており、撮影後にも雀荘に通うほど麻雀に没頭していたんだって。
だから、家族との時間よりも麻雀を優先していたことが、和久井さんにとって精神的な負担になっていたとも言われているわ。
和久井映見は現在顔が変わった?
引用元:AERAデジタル
引用元:スポニチアネックス
1990年代のトレンディドラマで一世を風靡した女優・和久井映見さんですが、近年、その容姿の変化がネット上で話題となっています。
「昔の面影全然なしだ」「印象変わった?」しかし、それはネガティブな変化ではなく、年齢を重ねたことによる自然な美しさの表れだと思います。
若い頃は“透明感”や“可憐さ”が魅力と言われていましたが、40代に入ってからは“包容力”や“人間味”がより深まり、時代背景のある役や静かな情熱を持つ役でも説得力を持って演じられています。
40代〜50代にかけては、母親役や落ち着いた役柄が増え、若い頃の“透明感のある可憐さ”から“穏やかで包容力のある雰囲気”へと演技もビジュアルも自然にシフトしています。
撮影時のメイクや照明、役のキャラクター性が表情に与える影響も大きく、特に近年の『ラジエーションハウス』や『波うららかに、めおと日和』では、落ち着いた大人の女性としての魅力が強調されています。
なお、和久井さん自身は外見について公の場で多くを語ることはありませんが、その変化は「時を重ねた女優」としての深みや信頼感につながっていると感じるファンも多いようです。

改めて和久井映見さんの魅力ってなんだろう?

若い頃は透明感ある可憐なヒロインとして人気を集め、30代以降は繊細な感情表現と共感力で幅広い役をこなしてきたのよね。
40代以降は母親や見守る立場の役が増え、「静かに寄り添う強さ」と「温かさ」を兼ね備えた存在として、多くの視聴者に安心感を与える感じになったわ。
飾らず、押しつけがましくないその演技は、時代を超えて愛される和久井さんならではの魅力だね
和久井映見のプロフィール・SNS
引用元:毎日キレイ
プロフィール
- 名前:和久井 映見(わくい えみ)
- 本名: 和久井 良子
- 生年月日:1970年12月8日
- 年齢:55歳(2025年5月現在)
- 出身地:神奈川県
- 血液型:A型
- 特技・趣味:楽器演奏(ベース、キーボード、ファゴット)
- 所属事務所:アルファエージェンシー
SNS
- オフィシャルサイト URL:https://alpha-agency.com/artist/wakui/


和久井映見さんって、ベースが弾けるって本当?

和久井さんの高校時代がちょうどバンドブームの真っ只中で、音楽選択のクラスに所属していたこともあり、周囲に影響されて自身もバンドに参加していたそうです。
担当は「ベース」で、「レベッカやBOØWY、尾崎豊さん」などを聴いていた時期もあったとお話しされています。
ただし、「今はもう何にもできない」とのことで、現在は演奏していないみたいよ!